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うがい薬、実は逆効果!?風邪をひきやすくなる?

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ここの処、日に日に寒さが増し、空気も乾燥してきて、
風邪やインフルエンザが流行する季節となりました。

風邪は9割がウイルスが原因はといわれています。

予防のためにうがいや手洗いの励行が叫ばれていますが、
その時水でうがいするのではなく、ヨードうがい薬で
うがいをしている人も少なくないと思いますが、またまた
今までの常識を覆す様な調査結果が、発表されています。

ヨードうがい薬は、ウイルスにも効果があるとされており、
テレビCMでもそのことが盛んに宣伝されています。

しかし、ヨードうがい薬で毎日うがいをすると、
かえって風邪をひきやすくなってしまうようなのです。

市販のヨードうがい薬は、何種類もありますがどれも、
ほとんど同じ成分で出来ています。

溶液1ml中にポピドンヨードという有効成分を70mg(約7%)
含んでいます。

そのほかは、エタノール、l-メントール、サッカリンNa、
香料などの薬用添加物が使われています。

薬用添加物は製品によってやや違いがありますが、
有効成分はどの製品もほとんど変わりません。

ポピドンヨードは、ヨウ素を分離してそれが細菌やウイルス、
真菌(カビ)に対して殺菌効果を示します。

ところが、京都大学保健管理センター(現・健康科学センター)
の川村孝教授の研究グループが行った調査によれば、
このヨウ素は両刃の剣で、のどの粘膜の細胞をも傷つけてしまう
ようなのです。

その結果、かえって風邪をひきやすくなってしまうのです。

同グループでは2002~03年の冬季、北海道から九州まで
全国18地域でボランティア387名を募り、くじ引きで
「ヨード液うがい群」「水うがい群」「特にうがいをしない群」
の3グループに分けました。

そして、それぞれのうがい行動を2カ月間行ってもらい、
風邪の発症率を調べたのです。

その結果は、まったく意外なものでした。

「特にうがいをしない群」
1カ月あたり100人中26.4人でした。

「水うがい群」
同17.0人でした。

「ヨード液うがい群」
同23.6人という結果でした。

なぜこのような結果になってしまったのか?

調査を行った川村教授は、

ヨード液がのどに滞在する細菌叢を壊して、風邪ウイルスの侵入を
許したり、のどの正常細胞を傷害した可能性が考えられる。

のどの粘膜にはもともとさまざまな種類の細菌(常在菌)が
棲みついていて、いわば人間と共生関係の状態にあり、
常在菌は通常病気を起こすことはありません。
むしろ、風邪の原因ウイルスや病原菌などの侵入を防いでいるのです。



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