「はやぶさ2」はどこまで行くの?拍手と涙で見送り!
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小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機は雲の隙間を縫い、ごう音とともに空を昇った。
ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約1時間47分21秒に「はやぶさ2」を正常に分離した事を確認しました。
打ち上げから3年半後の2018年6月ごろ、目的の小惑星に到着。
およそ1年半にわたって小惑星近くにとどまり、さまざまな科学観測を行います。そして2020年に地球に帰還する予定です。
探査対象天体
現在、探査の候補となっているのは「1999 JU3」という小惑星で、地球に接近する軌道を持つ地球接近小惑星(NEO)のひとつです。
大きさは900m程度、自転周期が約7.6時間、表面の反射率(アルベド)が約0.06ということもわかっています。
また、地上からの観測で、おおよその形や自転軸の向きなども推定されました。
太陽系の起源や進化を知るためには、代表的なタイプであるS型、C型、D型の小惑星を調査する必要があります。
「はやぶさ2」が目指すC型小惑星はS型小惑星のイトカワと比べるとより始原的な天体で、同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられています。
地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたと考えられており、始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、生命の起源にも迫ることができると期待されています。
ミッション
「はやぶさ2」は、目標の小惑星に到着した後、様々な遠隔観測機器と小型のランダとロー
バーにより観測を行います。
はやぶさ2では国際協力によりドイツ・フランスのランダと日本のローバーを搭載する予定です。
探査機から切り離されたランダとローバーは、小惑星に着陸し、小惑星表面の詳細な観察を行います。
探査機は、その後、小惑星の表面にタッチダウンを行い、小惑星表面の物質を採取します。
更に、新規設計の衝突装置により人工クレーターを作り、そこから物質採取を行うことで、小惑星内部からのサンプルリターンも試みます
中国やインドなど宇宙開発に参加する国が増える中、月や小惑星などの将来の資源利用をめぐり、新たな秩序形成の議論が進むことが予想される。
また一方で、国際協力による宇宙探査が計画されるなど、宇宙開発は「競争と協力」の時代に入った。
小惑星探査のように日本が得意分野で技術的優位を保つことは、秩序形成の議論においても国際的な発言力の維持につながる。
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小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機は雲の隙間を縫い、ごう音とともに空を昇った。
ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約1時間47分21秒に「はやぶさ2」を正常に分離した事を確認しました。
打ち上げから3年半後の2018年6月ごろ、目的の小惑星に到着。
およそ1年半にわたって小惑星近くにとどまり、さまざまな科学観測を行います。そして2020年に地球に帰還する予定です。
探査対象天体
現在、探査の候補となっているのは「1999 JU3」という小惑星で、地球に接近する軌道を持つ地球接近小惑星(NEO)のひとつです。
大きさは900m程度、自転周期が約7.6時間、表面の反射率(アルベド)が約0.06ということもわかっています。
また、地上からの観測で、おおよその形や自転軸の向きなども推定されました。
太陽系の起源や進化を知るためには、代表的なタイプであるS型、C型、D型の小惑星を調査する必要があります。
「はやぶさ2」が目指すC型小惑星はS型小惑星のイトカワと比べるとより始原的な天体で、同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられています。
地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたと考えられており、始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、生命の起源にも迫ることができると期待されています。
ミッション
「はやぶさ2」は、目標の小惑星に到着した後、様々な遠隔観測機器と小型のランダとロー
バーにより観測を行います。
はやぶさ2では国際協力によりドイツ・フランスのランダと日本のローバーを搭載する予定です。
探査機から切り離されたランダとローバーは、小惑星に着陸し、小惑星表面の詳細な観察を行います。
探査機は、その後、小惑星の表面にタッチダウンを行い、小惑星表面の物質を採取します。
更に、新規設計の衝突装置により人工クレーターを作り、そこから物質採取を行うことで、小惑星内部からのサンプルリターンも試みます
中国やインドなど宇宙開発に参加する国が増える中、月や小惑星などの将来の資源利用をめぐり、新たな秩序形成の議論が進むことが予想される。
また一方で、国際協力による宇宙探査が計画されるなど、宇宙開発は「競争と協力」の時代に入った。
小惑星探査のように日本が得意分野で技術的優位を保つことは、秩序形成の議論においても国際的な発言力の維持につながる。
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2014-12-03 19:44
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